2014-09-03

ピダハン


先日、夜中に こんな番組をみることができました。

ピダハン。


「ピダハン」と呼ばれる少数民族の方たちは、アマゾンの奥地のマイシ川という川の近くで狩猟や採集をしながら400人ほどで生活をしているそうなのですが、長い間、外国人と接触する機会がなく、独自の発展をしたその言葉は、口笛でも、ハミングでも、言葉として成立するもののようでした。

ピダハンの言葉を研究しているダニエル・エヴェレットさんというベントレー大学の教授が、1977年の25歳の頃にキリスト教の伝道師(宣教師のことでしょうか)としてやって来たそうです。

ピダハンの言葉には過去や未来を表す時制もないそうなのですが、エヴェレットさんによると、ピダハンは今現在を生きる人たちで、過去の後悔することも未来の心配をすることもなく、現在だけをありのままに受け入れて、常にリラックスした状態で幸せを感じながら生活をしているということでした。

そのため、ピダハンの人たちは、過去形や未来形ではなく、また現在進行形でもなく、全て現在形で会話をしているようでした。「魚を取る」とか「彼女は言う」とか、一つ一つの文も短いようでした。

エヴェレットさんは、キリスト教など、宗教を信じさせるためには、相手が不幸だったり、思い悩んだりしていることが前提だと話していました。そのため、すでに常に充足し、幸せを感じている状態のピダハンの人たちに、キリスト教の「神」のメッセージを伝えることは無意味であると思うようになったそうです。



いま。

を大切にするだけ。

しあわせは

とてもシンプルな方法なのですね。

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