器は、かならず
なかが空っぽだ。
器は形でしかなく、形のなかの
空間が役に立つ。
家は窓をつくり、ドアをつけて、
部屋をつくる。
部屋の空間が役に立つ。
ぎっしりつまっていたら
使いものにならない。
これでわかるように
ひとは物の形を大切にするけれど、
本当は、なかの空っぽが役に立つのさ。
老子 第11章
訳 加島祥造
昔々 ボーガナダルという、聖者さんが
神の道=ヨーガをインドで伝えていました。
ボーガさんは、不死を手に入れ 中国に渡りましたが 中国の土地では 神という言葉が伝わりつらく、神を「道」として 伝えてゆきました。
そう、ボーガさんは 老子さんなのです。
Tao タオは道という意味ですが
伝えられたことは、インドの古い教えと同じもの。
そして、日本にも神道として 神の道が伝えられました。
ボーガさんは 日本の山を開いたんだそうです。
日本列島の背骨のようになっている山々。
私たちの体と同じく 中心に大切なものが流れているのだそう。
つづく〜〜